今日の天気は、いったいどうなっているの?
午前中70%、昼から夕方まで80%の確率ではなかったか。
雨具とカメラを携え、職場に向かった私だった。
が、なんと午前中には、さんさんと日光が降り注ぐ時間もあったりして、ベビーたちをおんぶするのもルンルン気分。
背中のサムライたちもご機嫌麗しく、これはこれで目出たいと思わなくちゃ。
さて昼過ぎ、この子たちが眠りの世界に旅立っている間に、私にはもう一仕事が待っていた。
雨が降る前にと気は焦る。
目指すは新寺町の貞昌寺。
以前、アリンコ様たちと訪ねたものの、縁がなかったのか果たせなかった場所。
今日は、至ってスムーズに事が運んだ。
そんなもんよね。不思議だけど。
目的の1つは、庭園。
2つ目は山田兄弟という、弘前出身の偉人たちの足跡を辿ること。
そして3つ目は、作家石坂洋次郎のお墓を見つけることだ。
まずは庭園巡りをば。
玄関に、庭園散策を希望する人は庫裏の方へ連絡をと貼り紙があった。
はて?と、あたりを見回したら、綺麗なご婦人が
「今、冬支度をしていますが、よろしければ玄関から座敷を通ってお庭へどうぞ」
まぁ、ありがとうございます。
「お代は?」と聞いたら
「いりませんよ」とあっさり。
指示に従って、玄関から座敷を横切って縁側へ。
縁石に置かれたスリッパに履き替え、庭園内を散策。
広大な敷地に業者が数人いて、冬の準備に忙しい。
庭はね、藤田記念庭園をコンパクトにした感じ。
ごく小さな川に錦鯉が泳ぎ、紅葉の美しい庭木に、石造りの階段と橋。
写真を撮るにはうってつけの風景。
春もさぞかし綺麗だろうな、来年来なくちゃ。
おっといけない。
お墓巡りを急がないと。
山田兄弟のお墓は、すぐ分かる目立つ場所にあった。
孫文が書いたという大きな石碑があり、漢文に自信がない私でも何とか読める。
孫文のために、身を挺して働いたことへの謝辞と思われるが、深いところまで理解できないのはいたしかたない。
うーむ。
その次は石坂家の墓所探しだが、広大な墓地の中で石坂家のものを2つ、まず見つけた。
が、果たして、そのうちのどれが該当するのかは不明で、こうなれば石坂洋次郎の没年を調べなくちゃなぁ。
出直して来ようかと出口に向かったところ、なんともう一つ石坂家のお墓があった。
裏を見ると、石坂洋次郎が建てたとある。
何だ。これだったのか。
うーむ。
が、いくらなんでもお墓の写真は撮りたくはない。
お墓の回りは銀杏の落葉が散乱していて、これならいいかとパチリ。
やれやれ、任務無事完了できたじゃん。
さんざん気を揉んだ雨。
今現在も降っていない。なぜ?
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